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ご安置場所の決定 搬送先は自宅か斎場か

現在、80%位の方は病院でお亡くなりになります。
その他、老人ホーム等の施設、ご自宅、警察などがございます。

病院でお亡くなりになりますと、医師が死亡診断書を用意してくれます。
施設などの場合でも多くの場合、担当医が看取り、死亡診断書を用意してくれます。

その後、病院の霊安室や施設等に、長く居続けることは難しく、
一般に二時間程度でどこかに搬送しなければならないと言われております。

そうした時に、どこに搬送するか、しっかりと決めて頂くことをお勧め致します。
搬送先の候補としては、

①ご自宅
②斎場の安置所

の2箇所が候補として挙がると思います。

では、それぞれのメリット・デメリットをご紹介し、
大切な方がお亡くなりになった際の参考にして頂けると幸いです。

 

<ご自宅へ搬送する場合のメリット>

まず多く聞かれるのが故人様を、

「最後にもう一回自宅に帰してあげたい」

という遺族の方のお気持ちです。

一般に、火葬後~四十九日迄は、ご自宅の祭壇(後飾り祭壇)で遺骨をご安置することが多いですが、
やはり「肉体がある内にご自宅に帰してあげたい」という遺族の方は多いです。

そうしたお気持ちがあれば、後々後悔しないようそのお気持ちを大事にされ、
ご自宅に帰してあげることをお勧め致します。

またご自宅ということで、付き添われる遺族の方々も気兼ねなく側にいてあげることが出来ます。
後の葬儀の準備等も、ご自宅にいるから楽でもあります。

 

<ご自宅へ搬送する場合の注意点>

しかし、ご自宅に連れて帰ることが難しい、という場合もございます。

・ご自宅がマンションの高層階等で、エレベーターに乗せることが難しい場合。
・廊下・玄関の造りなどから、ご自宅への搬入が難しい場合。
・ご自宅にご安置出来るだけのスペースが無い。

等が挙げられます。

更にご自宅での納棺を希望される場合は、斎場への移動は棺に入った状態でとなりますので、
ご自宅を出る際はもっと大変になります。

これらには、故人様の体格も関わってきます
150㎝の小柄な女性の方と、180㎝の大柄な男性の方ですと、
ご自宅への搬入の可否が変わってくる場合も大いに考えられます。

更にご自宅玄関までの造りや、故人様の体格によって、搬送するスタッフの人数にも関わってきます。
通常、搬送車のドラーバーと葬儀社のスタッフ1名の2名で訪問する場合が多いですが、
体格とご自宅の造りによっては4名程いないと難しい、といった場合もございます。

訪問した後にスタッフが追加で必要となりますと、お時間もかかってしまいますので、
ご自宅へのご安置を希望される場合で、搬入が困難になることが考えられる場合は、
依頼される葬儀社に事前に相談されることをお勧め致します。

またその際、看取られている方にご協力をお願いする場合も多々ございますので、
お手伝い頂ける男性の方がいる等の情報も重要となりますので、併せてお知らせ下さい。

 

<斎場の安置所へ搬送する場合のメリット>

では、斎場の安置所へ直接搬送・ご安置する場合ですが、
その場合は、上記搬送の難しさはほぼ考える必要がございません。

通常、搬送にはストレッチャーを利用致しますが、
安置所は搬入し易いように考えて設計されておりますので、
唯一あるとすれば、故人様が大柄な方の場合にお布団に移動する際だけ、
3~4名程ヨイショと一瞬、力が必要になるくらいです。

 

<斎場の安置所へ搬送する場合のデメリット>

原則、遺族の方には故人様の側で線香の火を絶やさずに側にいて頂きます。
ただその場合、喪服の準備等で、ご自宅に帰らなければならない、
という問題が発生致します。
いらっしゃる方が多ければ、交代でということも可能ですが、
少ない場合はお車など交通のことも考えなければならないので、
どうしても付き添うことが出来ない、といった場合も出てきます。

ただ、当館ではそうした場合はスタッフが責任を持って管理させて頂きますので、
皆様が離れてしまう場合は、なんなりとお申し付け下さい。

 

<気になるお金の話>

 

気になるのがそれぞれ、どちらがお金がかかるのか?です。

搬送だけに関して言いますと、

病院(施設) ⇛ 自宅 ⇛ 斎場
病院(施設)     ⇛     斎場

と、ご自宅の場合は搬送が2回必要となりますので、その分搬送代が多くかかります。

 

しかし、斎場の安置場所を借りるのにもお金がかかります。

当館では0時を基準として、その当日に当館で葬儀(通夜)を行って頂ける場合は
安置の料金を頂いておりませんが、日付をまたぎますと、前泊料として費用を頂いております。
多くの斎場でも「前泊料」・「安置料」という名目で、費用がかかります

 

お亡くなりになった場所(搬送の距離)等により一概には言えませんが、

当日・翌日など葬儀の日程が近ければ斎場に直接の方がお得。
・葬儀を先延ばしにするのであればご自宅の方がお得。

と考えて頂いて結構だと思います。

 

<考慮すべきご遺体の状態と納棺のタイミング>

さらに考慮しておくべきことがございます。

ご遺体の保存にはドライアイスを使います。
1回で良い場合や、2回、葬儀が先であれば3回~と、
手間と、こちらにもその都度費用がかかります。
夏場、冬場によっても変わります。

そこで考慮すべきなのが「納棺のタイミング」です。
映画「おくりびと」で有名になりましたが、納棺師による「納棺の儀」を行います。

棺に入りますと、中が密閉されドライアイスの効果が強まり、
ご遺体の保存という面だけ考えれば納棺は早い方が良い、ということになります。

 

あとは、季節によっても変わります。

夏場はご遺体が劣化しやすいので、お早めが良いです。

 

しかし、親族皆が集まる葬儀の直前に行いたいという方も多いです。
皆様がお持ちになった故人様の愛用品を、
故人様を懐かしみながら棺にお入れ頂いたりと。

「ご遺体の状態」と「納棺のタイミング」を総合的に考えて、日程を決める必要がございます。

 

 

結論と致しましては、

 

①ご自宅に帰らせてあげたいか、というご遺族のお気持ち

②ご自宅への搬入が可能かどうか

③納棺のタイミングも考え、葬儀の日程をどうするか

 

と、ご安置場所一つ取っても考えることは沢山ございます。

 

当館や葬儀社スタッフがお遺族様のご希望に沿って、
アドバイスさせて頂きますので、是非事前に相談されることをお勧め致します。