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葬儀役員(バンケッター)のお仕事

葬儀役員さんについて

お葬式には様々なスタッフが必要となります。

喪主様やご遺族様などはご葬儀に関することにに集中しなければなりません。

以前は、町内会の方などが手伝ったりすることもありましたが、現代の都心部でのお葬式では葬儀会社やその関係会社などのスタッフにて進行することが多いです。

 

また、北海道ではお預かりした香典に対して会社関係など必要な方には領収書を切るのが一般的で、

受付ではご参列された方一人一人の香典の中身をその場で確認して領収書を書いたりします。

 

 

葬儀役員は

お葬式の会計業務を取り仕切ってくれる経理部長

と言っても良いのではないかと思います。

北海道の葬儀業界では「バンケッター」さんとも呼ばれています。

 

というわけで、そんな葬儀役員さんのお仕事の内容を紹介します。

(下記に記載していることは、北海道・札幌で一般的なもので、全国共通あてはまるものではございません。)

 

~葬儀役員のお仕事~

・弔電の整理

届いた弔電を整理・記録帳に記載いたします。
※記録帳とは香典帳とも呼び、葬儀の決算書のようなものです。
決算書を見れば、お葬式のお金に関するほぼ全てがわかると言っても良いかと思います。

・参列者の受付~お香典の受付

いらっしゃた参列者の方からお香典をお預かりし、
中身を拝見させて頂き、必要に応じて領収書を切ります。
北海道では通常お香典袋にお名前・住所等記載されておりますので記帳は頂きませんが、
香典袋に記載がキッチリされているかも同時にチェックし、
記載が漏れていればその場でご記入をお願いしています。

・香典返しの管理

香典返しは葬儀社が喪主様との打ち合わせの中で、
参列者数を予想し、多めに用意をしておきます。
お香典の受付時に香典返し(即日返しというものです)をお渡しいたします。
その品物と数の管理です。

・香典その他金銭の管理・代行支払い

預かったお香典から、葬儀代金の支払いなどの代行をする場合もあります。

そして平行して記録帳(香典帳)にお香典の金額・氏名・住所などを書き込みます。

・僧侶へのお茶・お菓子出し

お寺さんが到着された!
読経が終わって退席された!
とタイミングを見計らって、お茶出しを行います。

・お食事

ご親族様のお食事や通夜ぶるまい等の時に、
簡単に言うと配膳係の役割も担当します。
通夜終了後に通夜ぶるまいが始まりますので、
できるだけご親族様をお待たせしないように、猛スピードで準備いたします。

・供花・供物の整理

頂いた供花・供物の内容と依頼主の氏名等を控えます。
内容も書くのは、後日ご家族がお返し・お礼の時に便利なようにです。

・出棺の際の別れ花の用意

出棺の際に柩にお花を添えますが、追加で供花のお花などを用いることもあります。
故人様を華やかに彩るよう、なるべく素敵な花を狙って切り集め、
最後のお別れの為に準備します。

・火葬場へ同行

火葬場へ同行します。
また、火葬場で控室を使用して会食する場合には、そのお手伝いなど、
ここでもご親族様のお世話をいたします。

・お清め準備

火葬場からお戻りになりましたら、お清めを致しますが、
火葬場へ同行しなかったスタッフはお清めの準備をし、
入口でお清めのお手伝いを致します。
※宗旨・宗派により行わない場合もあります。

・精算、引継ぎ

記録帳への記載事項、添付書類なども揃い、お手伝いすることが完了いたしましたら、
喪主様へ記録帳、お香典などの引継ぎを行います。

 

一般会葬者のいない家族葬の場合は必要無い、
ご親族様のどなたかでお手伝いすればよいとお考えの方もいらっしゃいますが、
家族葬といってもお香典やお食事があるお葬式が一般的です。
ご親族様はお式や会食に集中し、故人様を偲ぶのがよいと思います。
式中にも葬儀役員さんのやるべき仕事はたくさんありますので、
家族葬の内容にもよりますが、会計や接待などは葬儀役員さんにお任せすることをおすすめいたします。