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釘打ち

出棺のとき、柩の蓋に遺族が釘を石で打って封じる儀式。

元来は棺の蓋が外れて遺体が出ないように縄で巻いていたのが釘打ちに変わりました。
石は「三途の川の川原石」とされ、石に宿る力で死霊を封じる、という意味でした。

桐の棺を良く見ますと、釘打ち用の下穴があります。

無事に冥土に渡れるようにとの祈りを込めて行うこともあれば、
閉じ込めるのは可哀想だと、石で打つ真似だけする場合や、
釘打ちの儀は省略するというケースも多いです。